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で、何をモメたかというと。
ソードワールドで、呪歌を唄うバード。得意楽器はドラム。
…はて、旋律を奏でない打楽器を伴奏に呪歌を歌うことは可能であったか?

呪歌は、歌の歌詞と旋律、楽器の伴奏によって魔法的な効果をあげる歌。
歌に旋律があるのだから、楽器は旋律を奏でない打楽器でもいいのではないか?と。

しかし、古くからソードワールドをご存知の皆さんは、だいたいダメだろう?と思うだろう。
自分も今まで当たり前のようにダメだと思っていたが、
いざルールブックや公式サイドが出版したQ&Aブック、Web上のQAなどを見ても
「楽器が旋律を奏でないとダメです」という記述が見つからない。
ハウスルールでは通用しているところもあるようだが、少なくとも
自分の今いる場所やかつていた場所では多くの人がダメだと思っている。
ただし、ソースがないのだ。

ネット上で唯一見かけた、やや信頼性のある情報はWikipedia。
ソード・ワールドRPG - Wikipedia
ここのバードの項で、
メロディを奏でられない楽器(太鼓など)は不可。
とある。
Wikipediaは誰でも書き込み、編集することのできる百科事典であるが、
書かれていることの信頼性はかなり高いものとして知られている。
この記事を書いた人が当たり前のようにこのように記すということは。
やはり公式なソースがあったはずなのである。
…ひょっとしたら自分の思いこみ設定が公式設定に昇華しちゃうタイプの
人だったのかもしれないが(’’)

みんなでごそごそ資料を漁っていると…
スチャラカのリプレイの1巻に載ってますね、とのこと。
さがすさがす。
冒頭のキャラ紹介の途中で確かに、
メロディを奏でられないカスタネットや角笛ではいけません。
と書いてある。みんなこれをおぼろげに覚えていたのだろう。
ちなみに、
三味線やアコーディオンも困る
らしい。

ルールブックではないが、ソードワールドを作っているグループSNEには
「書いたもん勝ち」(だっけ?)という法則がある。
SNEから出版されるリプレイや小説で、オリジナルの設定やアイテムを出したら
以後、その設定や物は公式の設定や物となり、同時にそれについて
最初に書いた筆者は、作った設定についてすべての責任を負うことになる。
つまり、リプレイの中で出た上記の一文は、公式な設定となっているのだ。
「後出し有効」の法則によって後からひっくり返されない限り。

…でも、ねえ…。
スチャラカの1巻、とは、初めて出版されたソードワールドのリプレイ本。
初版は平成元年12月15日。
出てから17年も経ってるんだ。もう絶版なんだよ。
「最近の若いモン」は買うに買えないよ。
古本屋いけばあるけど。
読んだことのない若者に、「打楽器呪歌はダメ」という認識がなかったのは
このせいだろうか。
…まあ、該当者は昔のリプレイはおろか最新のも読んでいなそうだったが。

…(’’)
タイコをリズミカルに叩きながら意味の分からない古代語の歌詞を歌い、
人々を虜にしたり眠らせたりする歌唄い。
悪くはない。ちょっとかっこいい。
でも。
最近の人は知らないにしても、公式のソースが出てきたのだから
打楽器呪歌は…ねぇ……

ちなみに私が打楽器呪歌はダメだと思ってた理由は他にあります。
呪歌は楽器の旋律と上位古代語の歌詞による歌から成り立ちますが、
楽器が笛の場合のみ、歌はなくとも笛の旋律だけで呪歌になるのです。
これすなわち、歌ではなく楽器の旋律の方が呪歌としては重要な成分。
だから、歌を歌う場合でも楽器の旋律がなければダメだめ。
というふうに思ってました。
あらためて文章にしてみると穴だらけですな。

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